虫歯・歯が痛い精密歯科治療

当院では虫歯の早期診断・発見に努め、麻酔時の痛みを和らげる無痛麻酔法を導入し、なるべく痛くない治療を行うよう心掛けています。

また当院では、通常の根管治療（根っこの中の神経の治療）はもちろんのこと、精密根管治療も行っています。

ここでは当院で行っている虫歯治療・根管治療の方法についてご紹介していきます。

虫歯(齲蝕-うしょく)とは

虫歯とは、歯の表面の汚れ(細菌)が生産する酸によって、歯が溶けている状態を指します。

歯が溶けて1回穴になってしまうと削らない限りは治りません。出来てしまった穴が神経に近接、到達すると激痛、しみる等の症状が現れます。

虫歯の段階と治療法について

小さい虫歯

1回で治すことができる段階です。虫歯を除去した後、歯科用プラスチック材料のコンポジットレジンという白い詰めものをして修復することが多いです。

歯の色調を再現するため、様々な色調のコンポジットレジンを揃えています。

歯と歯の間の虫歯

虫歯を除去した後、型採りを行い、出来上がったインレー(詰めもの)を装着して治療を終わります。回数は2～3回かかります。インレー(詰めもの) の材質は各種取り揃えがあります。

インレー(詰めもの) の材質の種類について詳しくはセラミック矯正・インレー・審美歯科のページをご覧ください。

神経に達してしまった大きな虫歯

虫歯、歯の中の神経を取り除き、その上にクラウン(被せもの)を装着して治します。回数は6～8回かかることが多いです。クラウン(被せもの)の材質は各種取り揃えがあります。

クラウン(被せもの) の材質の種類について詳しくはセラミック矯正・クラウン・審美歯科のページをご覧ください。

根管治療

歯の中の神経の管が感染して汚れていたり、歯根周囲に膿がたまっている状態では根管治療と呼ばれる根っこの中を綺麗にする治療を行います。

歯の中の管に棲みついた細菌を除去したら、その上にクラウン(被せもの)を装着して治療を終了します。

回数は6～8回がかかることが多いです。クラウン(被せもの)の材質は各種取り揃えがあります。

クラウン(被せもの) の材質の種類について詳しくはセラミック矯正・クラウン・審美歯科のページをご覧ください。

なお、細菌の除去は徹底的に行いますが、膿が1回たまってしまうと、100％の治癒は難しいということはご理解いただければと思います。

超精密根管治療・歯内療法

マイクロスコープを使用した、より高精度な根管治療

当院ではアメリカで開発されたペントロン社製のマイクロスコープを導入し、精密な根管治療に役立てています。

今まで、外科や内科などの医療ではマイクロスコープを使うことは一般的でしたが、これを歯科界でも使用する動きが出てきました。

ちなみに根管治療の先進国であるアメリカでは、根管治療（歯内療法）にマイクロスープを使うことが一般的です。

マイクロスコープを使用した高精度な根管治療は、日本国内の歯科医院でも徐々に普及が進んでいますが、初期投資や技術修得に時間がかかることから扱える歯科医師は限られており、日本国内での歯科医院におけるマイクロスープ普及率は数パーセントです。

細菌の取り残しや密封率が成功率のポイント

歯の根の中は小さくて狭くて暗く曲がりくねっていたり、と肉眼と一般的な歯科用ライトではなかなか細部まで見渡すことができません。

当院が使用するマイクロスコープの拡大倍率は最大で25倍、機械から直接ライトが患部へ照射され、視野を明るく照らし、細部まで見やすくすることができます。

根管治療の成功のポイントは「いかに細菌感染を減少させて、密封できるか」にかかっています。そのことから、虫歯の細菌で感染した歯・血管の一部を可及的にキレイに取り除き、スキマ無く密封、最終的にキレイな被せものをする一連の流れにおいて、マイクロスコープは大変有効です。

マイクロスコープを用いた根管治療（保険外診療）の費用

根管の数

※根管（根）の数に応じて費用が異なります。

歯の部分によって根管（根）の数は変わります（個人差があります）。

治療費用

16,500円（税込）／1根管につき

事前にしっかりと治療内容・費用についてご説明させていただきます。

歯の状態や根管数によって料金が変更となる場合があります。

マイクロスコープを用いた根管治療により治療精度はより高まり、歯を残せる可能性は高まりますが、ごく稀に、どれだけ時間をかけて精密な治療を行ったとしても抜歯せざるを得ないケースもございます。

一般的に根管治療は、今までの治療状況、根の形や曲がり具合などの要因により治療結果が左右されます。その際の費用の返金は致しかねます（治療開始前に、リスクについてはご説明させて頂きます）。

マイクロスコープを用いた根管治療への詳細はどうぞお問い合わせください（保険診療の範囲内で診察を行い、その範囲で判った事実を基にご判断頂くことも可能です）。